田口さんの農園を訪問すると、ちょうど種まきをしている最中でした。田口さんは「水苗代(みずなわしろ)」で苗を育てます。現代では珍しい方法となりました。多くの農家さんは水を張らずに野菜の苗同様に大きなハウスで土の上で育てます。それに対して、田口さんの方法は田んぼにトンネルハウスを張り、苗の成長とともに田んぼに水を入れていきます。一見同じような感じですが、稲は水生植物。水に浸かっていても大丈夫なような根がたくさんあるのが普通。しかし、水を張らないで苗を育てる現代の方式では水に弱い根が多くなり、田んぼに移すとしばらく元気がなくなります。植物は根が命!水に強い根をたくさん出させる、田口さんのような水苗代方式は美味しいお米作りには不可欠なのです。労力は凄くかかるけど、「お客様の喜んだ顔が見たい」と苗床作りに取り組んでました。かっこいい!!田口さんからのメッセージも聞いてみてくださいね。



農園の紹介