取材日:2019年7月24日

清果園の早朝の桃の摘み取り作業におじゃましました。動画でぜひご覧ください(^^)

今年は7月に入ってから雨が多く降り、曇りの天気が続きました。
最高気温も30℃に届かない日が続いたため、例年に比べると涼しい夏です。
桃の出来具合いは気象条件に大きく左右されますが、雨が多かったおかげで水はたっぷりあるので、水分をたっぷり含んだみずみずしい大きな桃が育ちました。

良い面もある一方で、あまりにも大きい桃に育ったので、その重さに耐えられず枝ごと折れて落下してしまったり、枝が揺さぶられた刺激で落下する桃が出ています。桃の木は一本でおよそ800個~900個くらい実をつけています。1玉が300グラム(標準サイズ)で計算しても、900個で270キログラム。それよりもっと大きく重たい果実がたくさんなっているので、さぞ重たいでしょう。でも、手塩にかけて育てた農家さんにとっては、収穫直前の落下は胸が痛いですね。


山梨県では、今年、桃の果実の表面に黒い斑点がつく症状が拡がっていて、清果園でも収穫した桃の3割ほどは被害が見られました。傷は表面だけで、味への影響は無いのですが、見た目が悪いため予約注文のお客様への商品発送には使えません。清果園では毎年それほど傷のある桃は出ないため、今年の傷の多さに鮫谷さんもがっかり。

それでも、出来の良い桃は美しく立派で、今年の桃を待っているお客様のもとへと発送されて行きました。
桃を食べる時には、畑の桃の木のことを、ちょっぴり想像しながら味わってみてはいかがでしょうか。



農園の紹介