取材日:2019年7月24日

今年、JR東日本が発行している「大人の休日倶楽部7月号」で、山梨県笛吹市の桃の観光農園として清果園が紹介されました!
この雑誌を読んで、硬い桃が食べてみたいというお客様が清果園を訪れています。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、桃の産地では、硬い桃をシャキシャキと食べるのが一般的。
柔らかくて果汁がジュワっと出てくるようなジューシーな桃は、桃農家にとっては「収穫してから時間が経って、繊維が崩れて美味しくない」となるわけです。新鮮な桃が食べられる産地ならでは、ですよね。
食べる者としても、もぎたて新鮮な桃というのを体験してみたいと、硬い桃とはどんな食感なんだろうかと興味をそそっているようです。

清果園が雑誌掲載されることになったきっかけは、「大人の休日倶楽部」の編集担当者の方がどこからか情報を見つけてきて、取材依頼をくださったのだそう。「農薬をゼロにはできていないけれど、作り手も食べてくれる人もお互いに健康になれる桃を目指して、こだわって育てているところを注目されたのかなぁ。」と鮫谷さん。


桃畑では、善玉菌の発酵の力を借りて生態系豊かなフカフカの土にするよう栽培管理をしています。
そのおかげで、桃の木は深く広く根を伸ばしています。
もともと一宮町のこの近辺の土地の表層は、ガチガチの硬い粘土層です。それを善玉菌とミミズなどの小さな生き物たち、そして雑草の根などが、人間の代わりに耕して柔らかい土に変えてくれます。

善玉菌のたくさんいる土壌は、私たちをリラックスさせてくれるようで、畑に入ってフカフカの土の上を歩いていると疲れも少なく、元気が出ます。観光農園に来て畑に入る機会があれば、ぜひ、そんな体験もしてもらえたらと思います。


農園の紹介